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半導体不足で仕様変更した「コビッドカー」が海外で問題視される

「コビッドカー」として知られる車が英国の中古車市場に影響を与えています。新型コロナウイルスの影響で、一部のメーカーは装備を簡略化せざるを得なかったため、詳細なデータが残っていないケースもあり、混乱が生じています。英国では、販売業者や購入者が装備の違いに気付かず、不適切な価格設定で売買が行われるケースが報告されています。

“COVID cars”として知られる車両は主に2020年と2021年の部品不足の影響を受けており、特に半導体の入手困難が問題となっています。そのため、一部の自動車メーカーは複数の機能を省略せざるを得なくなりました。ワイヤレス充電器、インフォテインメント・タッチスクリーン、ヘッドアップ・ディスプレイ、ナビ、アンビエントライト、電動シートなどの装備が欠落している場合があります。

このような車両は現在、中古車市場で取引されており、その仕様に関する詳細なデータが十分に共有されていないため、販売業者や購入者が混乱しています。英国の自動車リマーケティング協会(VRA)はこの問題を調査するために作業部会を立ち上げ、一部の車両については正確な仕様情報がメーカーから提供されていないことを指摘しています。

このような状況下で、ディーラーやトレーダーは誤った説明や認識不足から購入者からの不満を引き起こすリスクも抱えています。

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